2015.5.18 「ベルサイユのばら」スペシャルトークショーレポート
2015年5月18日(月)、京成バラ園ローズガーデンにて「ベルサイユのばらスペシャルトークショー」を開催いたしました。
ゲストに、「ベルサイユのばら」原作者 池田理代子さんと、元宝塚歌劇雪組トップスター水夏希さんをお迎えし、「ベルサイユのばら」にまつわるお話しなどを伺いました。
池田さんは中学生の時に千葉県柏市に、水さんは高校生まで千葉市にお住まいで、千葉県に縁のあるお二人です。
当日はバラが最盛期を迎えており、色と香りが溢れる園内でお二人の会話も盛り上がり、笑顔いっぱいのとても楽しいイベントとなりました。
前夜からお待ちになっていた方々を含め、多くのお客様がご来園されお二人の登場を待つ中、最初に京成バラ園芸代表取締役社長 金子芳和がご挨拶をし、続いて池田理代子さん、水夏希さんの登場です。
本日の天気
- 右から 元宝塚雪組トップスター 水夏希さん、
「ベルサイユのばら」原作者 池田理代子さん -
ステージに登場した水さん、最初に「私、雨女なんです。」と告白されました。
以前、屋外のイベントを嵐で中止にした実績があるそうです。
ですが、池田さんが「私は強力な晴女なのよ。」と心強いお言葉。お二方のパワーを足して、強すぎない日差しが降り注ぐ、絶好のイベント日和となりました。
初めて京成バラ園に来園した水さんは、「素晴らしくてびっくりしている!」と感激していただけたご様子です。
ベルサイユのばら® シリーズの感想は?
- ベルサイユのばら®シリーズ 全6品種
-
水さん:
「どれもキャラクターにぴったりで素晴らしいです。バラと言えば、“豪華なアントワネットのイメージ”をもっていたので、ロザリーに合う可愛らしいバラがある事に驚きました。」池田さん:
「育てている方が、今年も花が咲いたと報告してくれることが嬉しいです。これからも毎年咲き続けてずっと楽しめるのが良いですね。」水さんは、宝塚でオスカル、アンドレ、アラン、ジェローデルを演じられており、特に主役で演じたジェローデルのバラが無い事が残念との事。
イメージは紫色だそうですが、既にフェルゼンのバラが紫なので・・・、何色が良いでしょうか?
舞台 ベルサイユのばら
池田さんは、水さんのベルサイユのばらの舞台を全てご覧になっており、中でもアラン役が衝撃的だったそうです。「すごい迫力でかっこよかったのよ。」
水さんは、それまで脇役だったジェローデルが初めて主役として舞台化された時に、池田さんから「私のイメージの髪型があるの。」と伝えられたことが印象に残っているそうです。
ふわふわの髪で、漫画のイメージ通りに舞台に立っている姿が目に浮かびます。
水さんが宝塚に入るきっかけは、「ベルサイユのばら~オスカル、アンドレ編~」を鑑賞した事。
ベルばらが上演されると宝塚音楽学校の受験生が増えると言われている程の人気演目で、チケット発売日の午前中には完売してしまうそうです。
水さんは、「どの登場人物も主役になれる物語。全てのキャラクターが魅力的だからこそです。
宝塚では原作をもとにした発展形がいくつもあって、宝塚と出合ってくれてありがとうという気持ちです。」
池田さんと水さんは、水さんの宝塚退団直後にも対談しており、池田さんから、「その時はまだ男役って感じだったけど、今はすっかり女性になっているのね(笑)。」
なお、5月下旬から出演するダンス公演にはショーの部分があり、そこでは久しぶりに“パキッ!”とした水さんが登場するそうです。
ベルサイユ宮殿にて
- お二人の笑顔が溢れる、楽しいトークショーでした。
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池田さんは、アントワネットのドレスを着てステージに立つことがあり、ベルサイユ宮殿のプチトリアノンにあるアントワネットが作らせたオペラ劇場で歌った事もあるとの事。
水さんは、ベルサイユ宮殿に行った時に、「宝塚の衣装を持って来て撮影をしたい!」と思ったそうです。
それを聞いた池田さんから、「私の漫画家デビュー50周年の時に、ベルサイユ宮殿で宝塚OGの人達に扮装してもらうイベントを開催したいわ。
オスカルもアンドレも何人もいて、一般の方もドレスアップして参加するの。」水さんはもちろん、観覧のお客様も「素敵!」の一言。
そんなめくるめく一夜が実現する際には、バラ園スタッフもこっそり参加させていただきます。
最後に
- 中央:京成バラ園芸社長 金子芳和 『ベルばら』のテラスでは、6品種のバラが全てご覧いただけます。
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楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまい、最後に弊社社長金子からお二人に花束を贈呈し、楽しいイベントは終了しました。
イベント終了後には、「『ベルばら』のテラス」の等身大パネルの前で、水さんに記念撮影をお願いしました。
オスカルとアントワネットに負けない華やかな水さんの姿が眩しいです。
水さんはお帰りの際に、もっとよくバラ園を見ていきたいと言っておられました。
是非次回はゆっくりとバラの花たちに会いに来てください。
現在池田さんは、「ベルサイユのばら」の新たなエピソードや絵本を数多く執筆されています。
これからもますます発展し続けるベルサイユのばらワールド、本物のバラ“ベルサイユのばら®シリーズ”の6つのバラもよろしくお願いします。