2014.5.10 「ベルサイユのばら®シリーズ」発表会レポート
2014年5月10日(土)、第16回国際バラとガーデニングショウ(西武ドーム)にて「ベルサイユのばら®シリーズ」発表会が開催され、新たな5品種のバラがお披露目されました。
2012年に発表した真紅のバラ「ベルサイユのばら®」と同じく、国内最大級のバラとガーデニングの祭典でのお披露目となり、会場の「ローズテラス」には多くの原作ファンやバラ愛好家の皆様がつめかけました。
ステージ上は白い幕で覆われており、期待感が高まります。
シリーズのバラ ついに登場!
-
左から 京成バラ園芸:金子芳和
国際バラとガーデニングショウ組織委員会事務局長:内藤和哉氏
「ベルサイユのばら」原作者 池田理代子さん
メイアン社代表 アラン・メイアン氏 お披露目されたベルサイユのばら® シリーズ -
ステージ上に原作者の池田理代子さんやシリーズのバラを創りだしたメイアン社の代表アラン・メイアン氏らが揃い、いよいよお披露目の瞬間です。
司会者の合図とともにファンファーレが鳴り響き、幕が外され、5品種が登場しました。
会場がぱっと華やぎ、ステージ上では出演者の皆さんが笑顔でバラを見つめています。
観覧席のお客様は身を乗り出すようにしてご覧になっています。
バラの感想は?
-
オスカルフランソワ®
池田さん(以後 池):オスカルは白バラのひとのイメージなので、どうしても白いバラが良かったんです。
メイアン氏(以後 メ):ベルサイユのばらに家族ができた思いです。このバラはとても良く香るバラで、大輪の花をつけます。
-
アンドレ グランディエ®
池:アンドレは青いバラのイメージもあったのですが、青いバラは存在しないという事でして(笑)。
このバラは優しい黄色で、オスカルの白と並ぶととても素敵なんです。メ:太陽のような輝きを持った、光輝くイメージのバラです。
-
フェルゼン伯爵®
池:描く時に紫色の服を着せる事が多かったです。
何とも言えない高貴な香りで、これもアントワネットの色と寄り添わせると素敵です。メ:多くの花をつけるバラで、フロリバンダ(FL)としては珍しい大変香り高いバラです。
-
ロザリー ラ モリエール®
池:可愛らしく、私の中のロザリーのイメージそのものです。
読者の方にもすぐにロザリーだと分かってもらえると思います。メ:小さい花が沢山咲きます。ひかえ目ながら印象的なバラです。
池田さんは、真紅の「ベルサイユのばら®」を育てている多くの方から、大きくあでやかに咲いた姿の写真をいただく事があり、とても嬉しく、しっかり育っている事に安心したそうです。
「このシリーズ5品種も多くの皆様に育ててもらえると思うと楽しみです」とお話しされました。
誕生を祝福
-
ステージ袖から、フランス人フラワーアーティストのローラン・ボーニッシュ氏が登場。
シリーズのバラ5品種とベルサイユのばら®を用いた素敵な花束を作り届けてくれました。
池田さんも最高の笑顔で見つめていらっしゃいます。
この新たなバラたちの誕生を祝して、シャンパンをかけて洗礼式を行いました。
祝福の後は、京成バラ園芸代表取締役社長 金子芳和がご挨拶を行いました。
「このような素晴らしい場でシリーズ品種を発表する事ができ、感謝いたします。お陰様で登場人物のイメージにぴったりのバラを発表する事が出来ました。 多くの方にこのバラたちを通してバラの素晴らしさを知っていただければと願っております。」
発表会後は
-
場所を展示ブースに移動し、多くの来場者にバラをご覧いただきました。
熱心に写真を撮る方、どのキャラクターが好きか話し合っている方、漫画連載時を思い出している方等、皆様思い思いに、「ベルサイユのばら」の世界に浸っている様子でした。
ベルサイユのばら®シリーズ 全6品種、お好みのバラをぜひ見つけてください。
※ステージ及び会場の写真は「第16回国際バラとガーデニングショウ会場風景」